ふたたびはわたらない橋のながいながい風

相も変わらず
負け試合を意気揚々と

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | -
勇壮にならない才能
連休にかこつけて
茨城県近代美術館でやっている
小川芋銭展を観にいってきた
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

芋銭は1868年生まれで
茨城県とゆかりが深い日本画家だ

茨城県で小川芋銭の展覧会をやっている
という話を教えてもらったので
一人でふらりと行こうと思っていたら
なぜか同行者が現れ、日程や時間などを決めだした

「ふらりと」だと行かない可能性もかなり高いので
行かざるおえない状況を作ってもらえて有難い気もしつつ
気侭さが奪われ有難くない気もしつつ日帰りで水戸まで

常磐線の普通で2時間ちょっと
グリーン車とお弁当で旅気分
(帰りは新型のスーパーひたちに乗ったった!嬉!)

暖かい陽気と風が気持ちよい川の土手を
15分くらい歩くと美術館についた
連休とは思えない静かな館内で眺めた芋銭さんの画たちは
笑ってしまうほど、緩くて自由な雰囲気をもっていた

とはいえ、その殆どが故事や俳句などの思想をバックボーンに
もっているようで、その意味まで正確に汲み取れない私が
全てを理解できたかといえば全くそんなことはないのですが

人の表情や題材などがどことなくユーモラスな筆致は
みていてクスッと笑ってしまう感じ
色数も少ないし、威圧感には欠けるので地味な印象もあるのだけど
素敵な画たちでした

荒ぶる波が岩にぶつかる様を書いた画なども
とても素敵なのだけど、そこはことなく緩い雰囲気があり
どうしても勇壮になりきれない感じが面白かった

おそらく芋銭に興味のない同行者をつきあわせつつ
展示を見終わった後は
湖の周りを散歩しながら昼からビール!
外でビールを飲んでも寒くないとは良い季節になったものです










00:59 | Art/Design | comments(0) | trackbacks(0)
裏道あるいは行き止まりの振りをする
川俣正の「通路」みてきた
http://www.kawamata.mot-art-museum.jp/

会期が始まる前から行こうと決心しつつ
結局足を運んだのは最終日という低鱈苦
それだって、私のなかに住みつく怠惰の神様がスイートな声で引き止めるのを
振り切ってはるばる東京都現代美術館まで

現代美術館、気分的にえらく遠い…。
でもこの建物のガラーンとした佇まいは嫌いではない

感想としては、「ふーん。」という感じ。
でも、これは全く予想通りなので別にそれで満足
この展覧会の出来に関しては色々な評価の仕方があるだろうが
今私がこの展覧会を観てもおそらく
心がそんなに騒いだりすることはないと思っていたので
やっぱりそうだったかと納得
まあ展示が大きく予想を逸脱しなかったということも少しはある

川俣正のつくるものが私は大好きだ
(彼の作品・プロジェクトについて「つくるもの」という表現は多分適切ではないが)
今生きている美術家の中では最も凄いと思っているくらいかもしれない

心が騒がない理由は沢山あるけど
今日はつきつめる日ではない
明日も突き詰める日ではない
もしかしたら、ただ今は騒がないようにしているだけかもしれない

川俣正のつくるものの凄さが潜む場所は
日常とアートの境界線かもしれないし、
プロジェクトの目的と手段と人間が交差したところかもしれない
けれど最終的に私がこの人のつくるものが好きな理由は
作品がみせる景色が美しいからなのだろうなと

ベニヤの通路をすり抜けながら
そんなことをぼんやり考える

途中、展示室の一角で「椅子の回廊」の映像が映写されているのを観て
あまりに格好良すぎて、うっかり泣きそうになってしまった
あの光景は神々しすぎて何度観ても
うっかり泣きそうなる
彼の作品の性質上「もうどこにもない」光景が
映像という手段で封じ込められる

あの映像欲しい。欲しい。と唱えるように思っていたら
ミュージアムショップにDVDがあった
輸入物でPAL方式だったけど微塵も迷わず購入
いつでもあの映像が観れるなんて素敵すぎる

最終日の撤収前だからかご本人がトークショーをしていた

最強のアイデア
「地面の中に家がある」
は是非実現して欲しい
http://page.freett.com/wah13202/index.htm
小学3年生の子が書いたというあのアイデアシートは本当に最強だと思った








00:05 | Art/Design | comments(0) | trackbacks(0)
瞬間の魔術師
アンリ・カルティエ=ブレッソン展がやってる!
素晴らしい写真家
大好き
行かなきゃ

国立近代美術館で8月12日まで
http://www.momat.go.jp/Honkan/Henri_Cartier-Bresson/index.html
00:55 | Art/Design | comments(0) | trackbacks(1)
影が生き延びる照明
ガーランド

Garland(ガーランド)
design:TORD BOONTJE (トード・ボーンチェ)

ドラマチックで格好良い照明。欲しい。

何年か前に出たのだったと思うけど、
今もインテリアショップには結構置いてある。
巻き付けるだけっていうアイデアもすげーよ。

オランダ人らし。
他のデザインも良いけど、こいつは特に。

植物の有機物な気分が照明で照らされて

光る。


02:39 | Art/Design | comments(0) | trackbacks(0)
バーク・コレクション展に滑り込む
「ニューヨークバーク・コレクション展」を観てきた!

3月5日までしかやってなくて、なのに、なのにさ。
観ときなさい、これ。と言われたので、行ってきた。
このタイミングを逃すともう行く時間無いやと思い、
用事と用事の隙間にこそっと。
上野、東京都美術館まで。閉館1時間強前。

雨降ってやがる…。

バーク夫人っつー人が40年位かけて集めた日本美術コレクション
の展覧会な訳だが、けっこう充実の内容。
全部で100点以上来てて、縄文から江戸まで(江戸がやっぱ多いのだが)
いい感じに網羅されてるんだ。
超有名作品は無いけど、ミニ日本美術史って感じ。
ポスターデザインもなかなかだし。

この人、日本の美術が、好きだったのだろうなという感想と
恐ろしく大金持ちだったのだろうなという感想。
これだけ集めるのにいくらかかるんだよ。
その上、作品としても良いものが多いのじゃないかなという印象。
適当に有名な絵描きだからって買っていたというより、
こだわりもって収集したようで、観ている方もわりと気合いが入る展示。

やっぱ結構混んでいた。きちんと列に並んで観れない私は、
少し後ろ目から、うろうろしながら鑑賞。
良さげなのは人の波に何気なく割り込んで近くでみる。

葡萄図、春日の曼荼羅達、笛吹地蔵図、茨城図屏風とかとか。
見終わった後、朝から何も食べてないことに気づき
饂飩とビールを公園の食堂で大急ぎで食しつつ、展示を思い出しつつ、
作品リストの印象に残ったものにチェックを入れた。
こういう時間、かなり至福だ。

で、曾我蕭白の「石橋図」。面白かった!
蕭白は異色の画家って言われてるのだが、やっぱ異色だ。
獅子が崖から子供突き落とすって話しあるけど、そんなモチーフの画。
だけど、崖にはどれだけ登るのかいって位、
沢山の獅子がドワーっと登っているし、空中に投げ出されてる獅子もいるし、遠近の感じもなんか変だし。
雲の描き方漫画だし。

伊藤若冲の次にブームになるのはこいつでしょう。
(もうブームなのかもしれないけど)

これだけの良い作品が日本に無いなんて残念なことだと言うけれど、
これだけのものがバラバラにならずにまとめてある
ということも貴重だよなとも思った。

でも、ずっと日本にいたら、
この作品達と次いつ出会えるか分かんないわけだな。
01:37 | Art/Design | comments(0) | trackbacks(0)